ドバイショック

2009年11月25日にドバイ政府が、ドバイ政府系持ち株会社「ドバイ・ワールド」と系列の不動産開発会社「ナキール」が債務の返済延期を債権者に求める計画であることを発表したことで、巨額の債務不履行の可能性が表面化し、世界各地の株式市場で株価が急落するとともに為替市場ではユーロが売られ円が急騰、一時1ドル84円台まで上昇する展開になった。

ドバイは中東の金融センターとして、ウォーターフロント開発、椰子の木の形をした人工島、ショッピングモール、レジデンス（高級マンション）、新空港、地下鉄、モノレール建設などの巨大プロジェクトが展開され、その急成長ぶりがもてはやされていたが、リーマン・ブラザーズ破綻後の金融収縮によって、現在ではその先行きが不安視されている。

急成長するドバイの挑戦は続く
ドバイショックで建設株急落、国内企業の成長戦略に影響も