白豪主義オーストラリアと反捕鯨 - コメント[6]
日本の調査捕鯨に反対し、反捕鯨の立場から日本人を非難するオーストラリアの偽善性を厳しく批判した話題の動画。オーストラリアではテレビのニュースで報道され、政府スポークスマンのコメントまで出されている。Ra... 全文を表示
鯨と食物連鎖
http://luna.pos.to/whale/jpn_zat_foodchain.html
このような事から、冒頭の「鯨は食物連鎖の頂点」という言い方は、
かなり誤解を招く言い方である事が言えると思う。
大型魚類を食べる一部の歯クジラ類はかなり高い段階にあるかも知れないが、
鯨類が共通の食物段階にいるわけではないのであり、
地球上で最大の動物として賛美されるシロナガスクジラなどは、
「頂点」という言葉によって一般の人々がイメージするよりは、
食物連鎖上はるかに低い位置にいるわけである。
また、最近よく話題になる環境汚染物質の体内への蓄積という点では、
問題になるのは食物段階が下から何番目かという点になるはずであり、
そうなると議論は鯨の種類ごと、
あるいは生息域ごとの餌の違いを抜きにしては論じられないはずであるが
(さらに体の部位によって蓄積の度合いが全然違うから鯨製品ごとに論じる必要もある)、
反捕鯨国での報道をネット上でみるかぎり、
「鯨の体内から高濃度の汚染物質が発見」というレベルにとどまるものが多く、
詳細を伝えない事によって鯨であればどこで捕れたどの鯨のどの部位の食品でも
危険であるかのような印象を持たせようという意図が見え見えである。