東京、金町浄水場で210ベクレルの放射性ヨウ素が検出されミネラルウォーターがバカ売れ - コメント[5]
文部科学省の調査で東京都(新宿)の水道蛇口で水1キロ当たり放射性ヨウ素19ベクレル、放射性セシウム0.31ベクレルが検出されたことが明らかになった。また、金町浄水場で行われた別の調査で、乳児の基準を超える210... 全文を表示
100ミリ・シーベルト超えると健康に影響
放射性物質が体に与える影響は種類によって異なるが、一般的な目安として100ミリ・シーベルトを超えると、健康に影響が出る危険性が高まる。
さらに500ミリ・シーベルトでは血液を作る能力が低下し、3000~5000ミリ・シーベルトでは半数の人が死亡するとされている。
こうした数値と比べると、15日に東京都で測定された0・809マイクロ・シーベルト(マイクロは1000分の1ミリ)や同じく茨城県の5・575マイクロ・シーベルトは、
健康に影響はないと言える。胃のエックス線検診の600マイクロ・シーベルトに比べるとはるかに低い。
被曝の状態には、皮膚に付着した放射性物質など体外から放射線を浴びる「外部被曝」と、放射性物質を体内に取り込むことで被曝する「内部被曝」がある。
特に問題となるのが放射性ヨウ素やセシウム、ストロンチウムなどによる内部被曝だ。放射線影響に関する国連科学委員会の報告によれば、
チェルノブイリ原発事故では、ミルクが放射性ヨウ素に汚染されて、当時、子どもだった地域住民の中から5000人以上の甲状腺がんの患者が確認されている。
セシウムは体内から排出されやすいが、筋肉や血液に入ると周辺の骨髄や腸管が障害を受ける。