ブラック企業大賞 - コメント[1]

ブラック企業を「労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いている企業」、「パワーハラスメントなどの暴力的強制を常套手段として従業員に...  全文を表示

1: Posted by 名無しさん at 2013/02/05 16:54:05

殿堂入りブラック企業
http://jobranking.sakura.ne.jp/congratulation.html

殿堂入りNo.6 ブラック偏差値73
SFCG(商工ファンド)

 当社は、事業者金融(マチ金・高利貸し)を営む業者であった。金融業界の最底辺の一角として事業者向けに高利貸しを営んできた業者であるが、過剰な貸し付け・回収ノルマのため、自爆で金を借りさせられる、包括根保証(いったんハンコを押したら書類上の上限まで借金が増える。もちろん説明はない)による債務増額、私製手形・おもちゃ手形と呼ばれる手形により法的回収を図るなど、やり口が悪徳そのもの。その存続していた時期のほとんどの時期で社会問題を引き起こしていた。
 北朝鮮的な創業者崇拝がある企業で、さらに普通の創業者崇拝企業と違うところは、マンガで新卒学生に創業者の素晴らしさを叩き込もうとしたところである。この企業を他のブラック企業と比較するのは適切ではなく、むしろ創価学会や幸福の科学と比較すべきである。

 倒産の経緯は、サブプライムローン問題による信用収縮で資金繰りが厳しくなる中、資金繰りのためまともに返済している債務者から強引に回収を図ったことが話題となり(といっても、この会社のやり口からすれば想定の範囲内である)、貸金業の免許取り消しが確実となったため、平成21年に民事再生申し立て。だが、この糞会社の悪事は終わったわけではなかった。
 民事再生手続の初期の段階で、資金確保のため他社に売却した債権について、さらに別の企業に売却するという二重譲渡を多額に行っていたことが判明。また、売り渡す債権について虚偽の申告をして売り渡していた、売ったはずの債権を回収しようとしていた、倒産直前に会社の財産を創業者一族に激安で売り渡していた、倒産数ヶ月前に創業者への給料を月7700万円も増額していたなどの犯罪行為が出るわ出るわ、債権者と裁判所の怒りを買い、民事再生は廃止、破産となり、あとは創業者大島健伸の逮捕を待つのみとなった。
 この犯罪企業のブラック殿堂入りを書くことができ、本当に幸せで、誇らしく思う。ブラック企業には死あるのみ!

殿堂入りNo.5 ブラック偏差値74
ダイナシティ

 当社は、新興の不動産会社であった。マンション分譲を中心に不動産流動化ブームに乗り、急成長を遂げた企業だった。しかし、ライブドアグループ入りしようとして失敗したり、インボイスグループに入ってみたりと経営方針がコロコロ変わる企業で、経営は安定化せず。また、社長が覚せい剤で捕まる、子会社の社長がレイプ事件を起こすなど、経営陣がDQN犯罪者であり、上が上なら下も下で現場では社員への暴力も日常的。そもそも存在してはいけない企業が上場していたというIPOブームの落とし子でした。

 倒産の経緯は、高騰する不動産への警戒感が強まる中、サブプライムローン問題で世界的な信用収縮が発生。投資資金も運転資金も借り入れで調達するということをしていた新興不動産会社が次々倒産する中、当社もご多分に漏れず銀行からの融資がストップし、平成20年に民事再生申し立て。バブル紳士の夢と欲望が詰まった企業でした。黙って死ね。

殿堂入りNo.4 ブラック偏差値75
グッドウィル・グループ

 当社は、人材派遣業を営んでいた企業であった。時代の波に乗り、人材企業を多く吸収合併して大きくなったがもともとブラック企業との噂が絶えなかった上、吸収した企業もフジオーネ・テクノ・ソリューションズやクリスタルといった当時ブラック企業としてかなり有名だった企業を買収しており、グッドウィルで働くことは悲惨なことというのは、ネット界のみならず日本全国で一般的な認識となっていた。

 廃業の経緯は、禁止されている多重派遣を行っていたこと、しかも危険であることから人材派遣が禁止されていた港湾荷役業務への派遣を行っていたことから、2008年に人材派遣業の免許取消を食らったことが原因である。思いっきり反社会的行為をやって潰れたという分かりやすい倒産事例。なお。グループ企業で介護事業を手がけるコムスンは介護報酬の不正請求問題が発覚し、前年に解体されていたため、親会社のグッドウィル・グループは一度に2つの稼ぎ頭を失うことになった。ざまあwww いまだにラディアホールディングスなどと称して事業を継続しているが、破産に移行することを心から望みます。

殿堂入りNo.3 ブラック偏差値75
NOVA

 当社は、英会話学校として全国トップシェアを誇る企業であった。しかしながらそのブラックぶりは有名で、社員数に匹敵する新卒採用を行ったり、従業員から裁判を起こされたりとブラック偏差値ランキングでも常に上位につけている企業だった。

 倒産の経緯は、顧客から入会時に数年分の授業料を前払いさせたり、中途解約に応じないことが訴訟問題に発展し、悪徳商法企業として一躍有名になり対外信用が失墜し、会社更生法の適用を申請したもの。最後まで抵抗を図った猿橋(さはし)社長は詐欺・横領で逮捕され、NOVAの営業権を他社が買い取った後、当社は破産に移行した。一時はNOVAうさぎなどのキャラクターが一世を風靡したものの、内情はお粗末極まりない企業だったという例。本当になくなってよかった。

殿堂入りNo.2 ブラック偏差値74
たけうち

 当社は、呉服販売業として有名な老舗で、「呉服のたけうち」と呼ばれる企業であった。しかしながら社員を搾取することえげつなく、ブラック偏差値ランキングでも上位層に入っている企業だった。

 倒産の経緯は、着物を顧客に売るにあたり高額のクレジット契約を締結していることが多かったが、顧客の年収を誤魔化したり、リスクを説明しなかったり、支払い能力のない人に無理矢理高額契約を締結させるなどの行為が発覚し、社会的信用を完全に失ったことが原因である。売上欲しさに反社会的行為に手を出すとどうなるかという分かりやすい例。詐欺会社倒産万歳。

殿堂入りNo.1 ブラック偏差値75
グローバリー

 当社は、商品先物取引業者であった。当社の悪逆非道ぶりは有名で、「嵌め込み営業」と言われ損失が出るのが明らかである商品を強引に買わせ、同意しなければ同意なくとも購入するという存在自体が反社会的企業であった。もっとも、当時の商品先物取引業界がそういう体質だったのだが、グローバリーはその中でも群を抜いていた。そうした体質を非常によく表す例が、「グローバリー外務員殺人事件」である。詳細についてはこちらを参照していただきたいが、この事件でグローバリーと殺された外務員の遺族は、犯人から賠償金を取るどころか、逆に賠償金を支払えという判決が出たのである。死んでも賠償金がもらえない。これだけでもこの企業で働く価値がないと分かるが、もちろんこの企業は高ノルマ、罵倒、暴力が日常茶飯の企業で、ブラック偏差値ランキングでも上位であった。

 この事件を機に商品先物取引業界は厳しく監視されることとなり(といっても証券業界並みで全く普通である)、同じような事をしていた商品先物取引業者がバタバタ倒産。グローバリーもその流れの中で営業停止処分を受けること数度。あっさり上場廃止、倒産となった。なお、当時の経営陣が片っ端から逮捕されていることはこうした鬼畜企業が存在したことへの怒りをわずかながら和らげるものである。